曇のち晴

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スペイン領フロリダ

 北米大陸で最初に探検・入植したのが、フロリダ半島である。

1513年に、スペインのファン・ポンセ・デ・レオンが上陸した。

先住民の頑強な抵抗に遭い、入植はなかなか成功しなかったが、

1564年にフランス人が恒久的入植に成功する。

地理上の要所ゆえに、フランス・イギリス・スペインの利権が対立するが、

短期間英領となったことを除き、スペイン領として認識される。

しかし、地の利と統治力の弱さが災いして、周囲から「セミノール」と呼ばれる先住民と黒人奴隷の逃亡者が大量に流入し、治安が悪化した。

1821年にはアメリカ合衆国に売却され、現在に至る。

 現在のフロリダ州は、カリフォルニア、テキサスに次いで全米で3番目に人口の多い州である。

 

おまけ

 英領となった18世紀後半に領土が西に拡大され、従来の領土が東フロリダ、ミシシッピ川までの沿岸部は西フロリダと呼ばれる。